【呪術廻戦】存在しない記憶は東堂の自演?虎杖の術式ではないと思う理由を解説!

呪術廻戦

呪術廻戦のまだ明かされていない伏線の一つに「存在しない記憶」があります。

作中だと発動している描写が2回確認されており、最初は単なるギャグ的描写かと思われていましたが、虎杖の出生にも関わるかなり重要な伏線になってきている感じです。

今回はこの「存在しない記憶」について、予想を踏まえ考察していきます。

単行本以降のネタバレを含みます。

呪術廻戦 存在しない記憶の描写

「存在しない記憶」は作中では2回、描写されています。

それぞれ描写された場面を見ていきます。

①京都姉妹校交流会の東堂葵

https://twitter.com/barbe_papa_/status/1262399111405412355?s=20

京都姉妹校交流会で東堂と交戦した虎杖は、東堂から「好きな女のタイプ」を聞かれます。

それに対して、虎杖は「尻と身長のデカい女の子」と返答しました。これは東堂の好きな女のタイプと一致していました。

これがトリガーになり、東堂の脳内に「虎杖と共に青春している中学時代」という「存在しない記憶」が溢れ出しました。

その後から、東堂は虎杖を「親友」として扱うようになります。

このときの「存在しない記憶」は東堂の「異常性」を描写するには十分すぎるほどの威力を持っており、話題になっていました。

②渋谷事変の脹相

渋谷事変にて「受胎九相図」の腸相と交戦していた虎杖は、虎杖が一歩及ばず敗北します。

止めを刺そうと虎杖に近づく腸相に、「虎杖や他の受胎九相図と食卓を囲んでいる」内容の「存在しない記憶」が発生しました。

明確な敵として登場した腸相に対して「存在しない記憶」が発生したことで、「東堂のギャグじゃないの!?」「虎杖の術式じゃないか!?」と再度話題になっていました。

 

では、「存在しない記憶」の描写をおさらいした所で、「これが一体なんなのか」考察していきます。

虎杖の能力や術式ではないと予想!

この「存在しない記憶」については、他に考察サイトで散々取り上げられており、東堂と脹相にそれぞれ発動していることから、両方に関連している「虎杖悠仁」の能力に関するものではないか?と予想されていることが多いです。

で、私がどう考えているのかと言うと、「虎杖の術式や能力によるものではない」と予想しています。

以下、最新の情報を含め解説していきます。

偽夏油より虎杖の出生に関連すると思われる発言があった

呪術廻戦 第133話にて、偽夏油が虎杖を攻撃し負傷させた際、

「我ながら流石と言うべきか 宿儺の器タフだね」

という発言をしていました。

なかなか意味深な発言だったため、「虎杖を作り出したのは偽夏油ではないか?」という考察が多く見られました。

確かにそう考えるとこの言葉のセリフに筋が通ります。

腸相の親は「加茂憲倫」

そして、「少年ジャンプ2021年5・6合併号」の呪術廻戦 第134話にて、偽夏油の正体が、史上最悪の術師「加茂憲倫」であることが判明しました。

偽夏油の正体を「加茂憲倫」と見破ったのは、受胎九相図の「腸相」です。腸相は「加茂憲倫」と見破った際に、自身の出生についても触れていました。

俺には3人の親がいる

母を孕ませた呪霊

そしてその間に血を混ぜた 母を弄んだ憎むべきー

つまり、3人の親というのは

①母(明治の始めにいた呪霊の子を孕む特異体質の娘)

②母を孕ませた呪霊

③加茂憲倫(母を弄んだ憎むべき相手)

ということになります。

「加茂憲倫」は加茂家相伝の術式である「赤血操術」を持っていた可能性が高く、「血を混ぜた」という表現は、「赤血操術」を使って母親の体に何か細工をしたと言っているように見えます。

(単純に「加茂憲倫自身が孕ませた」という風にも考えられますが…)

腸相と虎杖は兄弟?

さらに、腸相はその後怒りの表情を浮かべ、加茂憲倫に詰め寄りながら

よくも よくも俺に

虎杖を!!弟を!!

殺させようとしたな!!

と発言しています。

これは「腸相と虎杖が兄弟である」というように解釈して問題ないと思います。

 

ただし、虎杖は「赤血操術」を持っていませんし受肉した経緯もありませんから、単純に「虎杖も受胎九相図の一つ」と考えるのは早計だと思います。

虎杖の出生にはまだ不可解な点が残りますが、「受胎九相図」とは異なる形で「加茂憲倫を親として生まれた子」というのは概ね間違いないでしょう。

腸相の「存在しない記憶」は兄弟ゆえ発生したもの?

ということで、腸相の身に起きた「存在しない記憶」というのは、虎杖と腸相が(事情ありの)兄弟であるために発生したものであり、「腸相の能力でも虎杖の能力でもない」と考えられます。

強いて言うなら、「兄弟思いの腸相が、兄弟を殺さないために無意識に発動したストッパー」のような感じでしょうか?

(なかなか言葉で説明するのが難しいですね。)

では、東堂に発生した「存在しない記憶」は?

では、東堂に発生した「存在しない記憶」は一体なんだったの?という点についてですが、

これは「一周回ってやっぱり東堂が勝手にやったこと」だと思っています。

流れとしては、

①一番最初の「存在しない記憶」は「東堂の変態性を見せつけるためのギャグ」として描写した。

②その後、脹相にも「存在しない記憶」が発動したことで「え?東堂のギャグじゃなくて虎杖の術式だったの?」と読者に思わせる。

③「存在しない記憶」は虎杖と脹相の関係を描写するためのもので、東堂の方はやっぱり全く関係ないギャグだった

という展開になるのではないかと、予想しています。

 

東堂なら勝手にやり出しても違和感のない性格をしていますし、そもそも当初は東堂が勝手にやったこととして誰も疑問に思っていませんでしたからね!

虎杖の出生も関係してきそうな、かなり重大な伏線となりえる「存在しない記憶」に、「本来無関係である変態の東堂」を絡ませることによって、非常に難解な伏線として成立させることが出来ていると思います。

(読者の予想の斜め上の展開を持ってくることが多い芥見先生だったら、やりかねないような気がしますので、個人的にけっこう自信があったりします。)

ちなみにこちらは、早ければ2021年の年明け早々に明かされる可能性がある伏線となっています。

こちらも随時情報を更新していきます。

まとめ

「存在しない記憶」ついて考察しました。

まとめると、

・「存在しない記憶」は、虎杖の能力や術式によるものではないと予想している

・虎杖と腸相は「事情ありの兄弟」であり、「存在しない記憶」は「兄弟」という関係性で発生したものである可能性が高い

・東堂の「存在しない記憶」は腸相のものとは無関係であり、東堂が勝手にやったことだと考えている。

という感じですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!